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ママの保険の考え方#01

このコラムは2015年01月30日(金) ベネッセ ウイメンズパーク保険コーナーにて
掲載された内容を再掲載したものです。

子育て世代の方へセミナーを開催していると
「入っておけば良かった」「もっと早く知っていれば」
そんな声をママ達から聞く事が日々あります。

そんな中でも
・独身のときに加入したままの医療保険や生命保険
・更新型と呼ばれる医療保険や生命保険
この2つのパターンで困ったという先輩ママが特に目立ちます。
せっかく若い時から入っていた医療保険や生命保険。
結婚後、または妊娠前に見直しや確認する必要があるのは何故でしょうか?

意外?帝王切開出産の急増


現在、出産をされる女性のうち4人に1人が帝王切開での出産を経験しています。※
帝王切開で出産をした場合、その後の出産をする場合にも帝王切開で出産する確率が高まるといわれています。
(妊娠・出産時に傷口が開くなどのリスクがあるため2年以内の出産も避けるよう指導される場合もあるそうです)
http://www.babycome.ne.jp/qa_health/id/37

「もっと早く知っておけば!」とママたちが言う理由


ここで何故、多くのママたちが「もっと早く知っていれば」と考えたのかのヒントがあります。
保険は加入する時までの健康状態や過去の病歴・治療歴の状態で加入後の保障内容や保険料が判断されるという特徴があります。

帝王切開をするとその後、子宮全般に関する医療保障に加入できなくなる場合があります。
※保険会社によっては年齢制限(例えば40歳まで)などで保障期間対象外となる期間を設けている会社もあります。

これによって保険の見直しを将来しようと思っても帝王切開をしたということで
子宮に関する保障がされない場合が出てきます。
すると出産に関係がない子宮がんなどでも保障がされなくなってしまうというリスクが出てくることがあります。

将来の家計を圧迫する見直し先送りグセのツケはいつやって来るのか


また多くのご家庭で加入されている保障の中には「更新型」と呼ばれる期間を区切って保障しているものもあります。
10年ごと、15年ごとの年齢によって保険料が見直されるタイプです。
年齢とともにリスクが高くなることで保険料も高くなるのが保険の特徴のひとつでもあります。
(その代わりに現時点の保険料が割安になっているなどのメリットもあります。)

もし「更新型」の医療保障に加入している場合で、帝王切開での出産をすると次のようなことが考えられます。
・帝王切開後の保障の見直しが困難になるケースがある。
・10年後、15年後に保険料が高くなり家計の支出が増える。

そしてあまり知られていないことですが
多くの「更新型」は保障期間に期限があります。
保険には主契約と特約の関係に基本的なルールがあります。
主契約とは携帯電話の料金プランにおける「基本プラン」(必須契約)です。
特約とはいわばオプションで、留守番電話サービスなどのようなつけたり外したりが
顧客が選べるものです。

生命保険の基本的なルールの中には保険料の払込方法に、
主契約の保険料支払い満了後は特約を支払い続けることが基本的にできない、
医療保険等の一部の特約については例外的に更新は可能だが、
80歳など一定年齢以上は更新ができないなどが存在します。
※取り扱いは保険会社各社異なります。

医療保障は多くの方にとって非常に長い期間、付き合っていくことになる保障のひとつではないでしょうか。
帝王切開はあくまで一例でしかありません。
気がついたら保障が更新できない、保険料の負担が大きいとなる前に
赤ちゃんをそろそろほしいなと考えている方、二人目妊娠を考えている方は是非、この機会にご自分の保障も確認してみてくださいね。

※厚生労働省 平成23年(2011)医療施設(静態・動態)調査・病院報告P21より参照
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/11/dl/1-3.pdf

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